ジグの素材について
今月の狙い目!, 海恋丸船長ブログ, 釣果情報こんにちは
副船長の野原です
今日の夜くらいから大寒波でめっちゃ寒くなるみたい。
沖も大時化になり、今日明日は出れそうにありませんね
ってことで今日のやっっったるで〜ブログは
『ジグの素材について』です
あくまでですが、個人的な意見が多いのでご了承頂けたらと思います。
ここ最近、色んなメーカーも出てきて色んな種類のジグがお店に並んでいるかと思います
以前までは鉛が主流だったのが、最近では鉛以外にタングステン、鉄、亜鉛、アルミなど、色んな素材のジグが販売されています。
初心者の方だと誰かに教えてもらわないと何を買えばいいかわからないことも多いかと思います。
今現在主に店頭に置かれてる素材は、恐らく
鉛、タングステン、鉄、アルミ、亜鉛が販売されていると思いますが、何が違うかというと『比重』が違います。
タングステン→19.3
鉛→11.4
鉄→7.8
亜鉛→7.1
アルミ→2.7
まぁこういう細かいことは置いといて、
タングステン〉鉛〉鉄〉亜鉛〉アルミ
の順に重たくなっています
比重が違えば何が変わってくるかというと、
落下スピード、ジグのシルエットの大きさ、あと値段も変わってきます。
よく売られていて見かけるのは
鉛、タングステン、鉄、亜鉛が多いですね
●鉛
鉛はタングステンの次に比重が重たく、安価で素材自体も比較的柔らかく加工がしやすいです。
また、塗料との相性も良く、比較的塗装が剥げにくいというのもあります。
安いし、1番オーソドックスで、加工しやすい分色んな形状のジグを試せるので手に取りやすいですね。
ただ鉛は根掛かりしてロストしてしまうと、海底生物などに悪影響を与えるので、自然環境という面では良いとされていません。
●タングステン
最近主流にもなりつつあるタングステン
こちらは最も比重が重くなっています。
比重が重いと何が変わってくるのかというと、
他の素材と比べてもシルエットが小さくできたり、比重が重い+シルエットが小さくなる分、落ちていくときに抵抗を軽減することもできるので、フォールスピードが速くなり、底取りもしやすくなります。
小さい小魚など食っている時など他の素材よりサイズを近づけることができるので、タングステンが有利なタイミングも多いです。
しかし、希少価値がある分、値段が1番高くなり、根がかりの多いポイントなどでは少し使用するのが怖くなりますね、、
また、塗料との相性が悪く、比較的剥げやすいものが多いです。
●鉄
こちらはタングステン、鉛の次に比重が重く、
2つに比べるとシルエットは大きくなり、フォール時間を作ることができます。また、比重が軽い分軽い力でもジグが動きやすいといった面もあります。
鉄素材のジグはよく青物ジギングのロングジグ系によく使用され、フォール時間を作って食わせたり、しゃくって上げで食わない時に有効なことが多いです。
ただ塗装が剥げてくると、錆が出てくることも多く、手入れが大変な面もあります。
●亜鉛
タングステン、鉛、鉄よりも比重が軽いのが亜鉛。
亜鉛ジグは青物用のロングジグのみならず、SLJやライトジギング用に出しているメーカーも多く、釣具屋さんでもちょこちょこ売られてきています。
鉄同様、比重が軽いのでフォールスピードが非常に遅いです。その分魚に対してじっくりジグを見せることができます。
また、夏のSLJの時期になると、水深10mなど浅いところでイサキなどを狙うエリアもあり、
タングステン、鉛でシルエットを小さくするとフォール時間が速すぎて魚にジグ見せれる時間がなくなり、フォールで食わせにくいこともありますが、亜鉛だと浅場でもフォール時間を作るのことができるので、フォールで食う魚に有効になることが多いです。
ただ風の強い日、ドテラでの深場では底取りが難しくなり、時と場所が限られる素材になっています。
メインで販売されている上記4素材ですが、これらをどう使い分けるか、これが難しいところでもあり、釣りの面白いところでもありますね!
ここからは個人的な意見ですが、
各素材メリットデメリットがあると思っており、
「タングステン」はフォール時間が圧倒的に速く底取りもしやすく、シルエットも小さくでき、ベイトが小さい時に強いと思っています。販売されているものでも左右非対称のものなど、ただ巻きで使うジグも多く、巻くだけで釣れるやつが多いです。
また、フォールが速い分、しゃくった後の高速落下に反応して食うことも多いと思っています。
ベタ凪の船が流れてない水深20mでもタングステン150gとか落としても着ドンで食ったりすることも多く、高速フォールに反応することも多いです。
しかし、逆に言うと、落下が速い分フォールで食わせにくくなったり、シルエットが小さい分目立ちにくいという面があると思っています。
あとはなんせ値段ですね😢
根掛かりロストのダメージはやっぱり大きいです。
最近はタングステンタングステンといわれてきていますが、必ずしもそうではないタイミングもあると思っています。
「鉛」はちょうど中間の比重と思っており、シルエットで食わせる、フォールで食わせる、両方できる万能な素材と思っています。
また加工し易い分、特徴的な形状の物も多いです。
タングステンよりもよく飛んで動いてアクションもし易く、アピール力も出すことができますね。
鉛に感してはロスト時の環境面以外では、価格も含めて特にデメリットはないと思っています。
「亜鉛」「鉄」ですが、こちらは巻きで反応しないとき、早めのワンピッチなどでも反応がないとき、無風潮なしの船が全く流れない状況で使うことが多いです。
というのも1番の特徴のフォール時間を作って魚にしっかり見せる、ってゆうのが有効なタイミングがあると思っています。また、ワンピッチでもタングステンよりも鉛よりもふわふわ動いてくれるので、独特の動きをしてくれます。
船中みんな竿曲がってる時など、活性が高い時にわざわざ使う必要はないと思いますが、風も潮もないバーチカル気味の時、底でばかり食う時に威力を発揮してくれると思っています。
小さい小魚ばかり食ってる時はシルエットが大きいものは食いにくい、とよく言われますが、個人的にそうではないと思っています。
青物用ロングジグで甘鯛を狙うとか言われたらそれはキツいかもしれませんが、
個人的にですが、
●エサやと思って食いにくるパターン
●横取りしに食いにくるパターン
●自分の縄張りに入ってきたやつ、邪魔しにくるやつを攻撃するパターン
●ジグに興味を示して触りにくるパターン
があると思っています。
ってゆうのも自分は潜って魚を突きに行ったり、ダイビングの中級レベルのライセンスを持っていますが、
潜っていると海底の砂を取ってみたり、指を擦って音を立てたりすると、それまで魚が見えなかったのに、どこからともなく鯛系、根魚、青物までも寄ってくることが多いです。魚を突く時も、着底して音を立てたりしたら寄ってきてくれるので、わざわざ追いかけなくても突くことができます。
これはジグも共通する部分はあると思っており、着底からの巻き出し、波動を出してアピール、そこに縄張りがあると仮定してのネチネチ探ってのフォール
それを特徴ある素材を使ってどう見せたいか、どう食わせたいかってゆうのが重要なんかなと思ったりしています。
やからほんまに正解はまじでないと思っています笑
僕はただ巻きでハンドルが負けなくなるアタリとゆっくり誘ってフォールでラインが止まるアタリが好きなので、そういう釣り方ばかりしています🎣
巻きで狙う時は、タングステンの左右非対称の泳ぐ系のジグ、あまり動かないストレート系統のジグ
しゃくってフォールで狙う時は、細身の抜けの良いジグ、鉛の飛んで動かせれる細身ジグ、潮止まり、ベタ凪時では亜鉛のゆっくり見せれるジグ
が多いですね!
もう好みの世界です😄
初心者の方だと、事前にどれくらいの重さを使うのか確認しておいて、店頭に並んでるおすすめのもの、釣果情報によく出てるもの、見た目釣れそうって思うもの、で全然良いと思います😄
釣れそうって思って買ってそれで釣れたらめっちゃ嬉しいっすよね☺️
クソ長くなりましたが
ほんまに正解はないと思うので、色んな素材、色んな形状を試してみてくださいね😄
もし何かわからないことがあればお気軽になんでも聞いてくださいね😄
またやっっったるでーブログ更新します!
明日もやっっったるで〜😄🔥(大時化お休みです)